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2026.08.17

「自立支援」の概念を相手にうまく伝えるには? 第3回

メタマネ

先々週から自立支援という言葉の意味について考えてきましたが。
ぜんぜん本題に入っていかず、くどくどと失礼しました()

 

今日からが本番です。

 

まず。
私の思う自立支援とは。

 

「自分でなんでもできることではなく、
体や心が不自由であっても、
自分らしさを失わずに生きていけること」だと考えています。

 

そのためには、
自分の足で立つ力、すなわち「自立」。
自分の心で律する力、すなわち「自律」。
主にこの基本的二つの視点。

 

さらにもう一つ挙げるとすれば。
上手に人の助けを借りることができる、
「受援力」も重要であろうと思います。

 

今日はその中でも「自立」について考えてみましょう。

 

特に自戒を込めて考えたいのは、
私たちはこの「自立」について、
身体的な側面ばかりに注目していないか、ということを皆さんに問いかけたいです。

 

「自立」を考える時、身体的な自立度は、確かに重要です。


しかし、それは「自立」における一つの側面でしかない、ということに注意が必要です。
サービスを利用しようとすれば、
生活費を確保しつつ、費用負担に耐えうる「経済的自立」が重要となります。
これには、障害を負う以前からの生活習慣や、備えができているかどうか、
という視点も重要となりますね。

 

また、認知症や精神疾患などによって理解や判断が阻害されると、
「精神的自立」が脅かされる、という側面が出てきます。
我々が行う支援は、本人の自己決定が根拠となりますが、
それに揺らぎが生じる場合に、支援が難しくなることもあります。

 

さらに、“自分らしさ”については、過去の経験値や価値観、
性格といった「人格的自立」の度合いが影響します。
病気や障害だけでは説明のつかない、いわゆる「しっかりした人」が、
人格的自立度の高い人、という見方もできるかと考えます。



ただ、これは支援者側の主観が入りますので、偏りなく見れるように、
バランス感覚や自覚が必要となります。

 

さらに在宅の場合であれば、家族全体の「自立度」を見る必要もあります。
端的に言えば「介護力」ということもできますが、
たとえば要介護者の年金や貯蓄に依存して生活する家族がいれば、
必要な支援を位置付けることが難しくなってしまう場面も出てくるでしょう。

 

我々は、こうしたさまざまな切り口でその人の「自立度」を検証する必要があります。
そして、それを解決する手段は、介護サービスだけにあるとは限りませんよね。

 最も望ましい“自立”支援とは。

必要な支援を、最適化するという方向の努力だと思うのです。

 

はたして。
私たちは、そうした「全人的な自立支援」を意識することができているだろうか、ということを考えてみてほしいのです。

 

とりあえず、長くなってきましたので、本日はここまで。
次回はもう一つの切り口、「自律」について考えてみますね。


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