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2026.08.24

自立支援の概念を相手にうまく伝えるには? 第4回

メタマネ

さて、今日は自立支援の考え方についての4回目です。

今日お伝えしたいのは、「自律」について。

すなわち、セルフコントロールです。

 

この“自律”支援の難しさは、支援対象となる方の行動変容を促すことの難しさにある、と言ってもいいかもしれません。
そして、私が「自立支援」という言葉が、なんだかおこがましく感じてしまう部分でもありますね。
ただ、最近はシンプルに、こんな言葉に整理しています。 

「ちゃんとすること」

「しゃんとすること」

 「ちゃんとすること」は、

規則正しい生活を送る。
きちんとした食事を食べる。
他者と適切な距離感と頻度で交流する。
など「適格性」を見る視点と言えるでしょう。

 

「しゃんとすること」は、

他者に依存しない。
自分のことは自分で決める。
困難に直面しても安易に投げ出さない。
など「主体性」を見る視点となります。

 

自己決定が自立支援の基礎となる考え方だ、
と言われますが、私も全くその通りだと思う。だけど、簡単にはいかないわけです。

 

自分の生活を、自分できちっと管理する。
こんなに難しいことはないですよね。
自分にはどこまでも言い訳ができるし。
わかっていても、自分には優しくできてしまう。

つまり、「ちゃんとする」「しゃんとする」ことは、とても難しいのです。

だけど、「お世話になっている」人は、「ちゃんとしないといけない」と、
求められている、あるいはそのように感じてしまう、ということはないですかね?

 

そういう心のひだに、私たちは敏感でないといけない、と思う。
それこそが、他者に対する感受性であり、共感的理解なのだと。

 

ちゃんとする、しゃんとすることが難しいからこそ、人を頼ったり、

信頼できるだれかに、意見を聞いて決めていく。
そういう関係づくりを、支援の中で培っていきたいものです。

 

そして、こうも思います。

 「自立支援」という言葉は、利用者様に対して使いづらい言葉だと思うけど。

「ちゃんとしなきゃ」

「しゃんとしなきゃ」

と本人様が自分から思えるような関わりなら、できるのではないか、と。

 

意味を伝えること、同意することだけでは、人の心は動かない。
そこに共感があって、初めて心が動き、行動が変わる。
自律的に自分で考えて、動けるようになっていくのです。
これは、利用者様だけでなく、すべての人に対して言えること。

 

だけど。

 

長年かけて身につけたその人の行動様式は、簡単には変わらない。
挫折したときに、他者のせいにするのではなく、
自分の心に目を向けて、できる行動に落とし込んでいく。

 

そのプロセスを、適切な距離感で、相手の心が折れないように支えていく。
その姿勢が「自律支援」なのだと思うのです。

 

ですから、上から指導するわけではない。
横に立って、伴走する支援が求められるのです。

 

そうやって言いながらも、私は短気なので、
利用者様が自分で答えを出そうとするのを、先回りしてしまったりするのですけどね。
本当に難しいです。

 

次回は、最近よく言われる「人の力を借りること」、
すなわち受援力について、考えてみたいと思います。

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