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さて、今日は自立支援の考え方についての4回目です。
今日お伝えしたいのは、「自律」について。
すなわち、セルフコントロールです。
この“自律”支援の難しさは、支援対象となる方の行動変容を促すことの難しさにある、と言ってもいいかもしれません。
そして、私が「自立支援」という言葉が、なんだかおこがましく感じてしまう部分でもありますね。
ただ、最近はシンプルに、こんな言葉に整理しています。
「ちゃんとすること」
「しゃんとすること」
「ちゃんとすること」は、
規則正しい生活を送る。
きちんとした食事を食べる。
他者と適切な距離感と頻度で交流する。
など「適格性」を見る視点と言えるでしょう。
「しゃんとすること」は、
他者に依存しない。
自分のことは自分で決める。
困難に直面しても安易に投げ出さない。
など「主体性」を見る視点となります。
自己決定が自立支援の基礎となる考え方だ、
と言われますが、私も全くその通りだと思う。だけど、簡単にはいかないわけです。
自分の生活を、自分できちっと管理する。
こんなに難しいことはないですよね。
自分にはどこまでも言い訳ができるし。
わかっていても、自分には優しくできてしまう。
つまり、「ちゃんとする」「しゃんとする」ことは、とても難しいのです。
だけど、「お世話になっている」人は、「ちゃんとしないといけない」と、
求められている、あるいはそのように感じてしまう、ということはないですかね?
そういう心のひだに、私たちは敏感でないといけない、と思う。
それこそが、他者に対する感受性であり、共感的理解なのだと。
ちゃんとする、しゃんとすることが難しいからこそ、人を頼ったり、
信頼できるだれかに、意見を聞いて決めていく。
そういう関係づくりを、支援の中で培っていきたいものです。
そして、こうも思います。
「自立支援」という言葉は、利用者様に対して使いづらい言葉だと思うけど。
「ちゃんとしなきゃ」
「しゃんとしなきゃ」
と本人様が自分から思えるような関わりなら、できるのではないか、と。
意味を伝えること、同意することだけでは、人の心は動かない。
そこに共感があって、初めて心が動き、行動が変わる。
自律的に自分で考えて、動けるようになっていくのです。
これは、利用者様だけでなく、すべての人に対して言えること。
だけど。
長年かけて身につけたその人の行動様式は、簡単には変わらない。
挫折したときに、他者のせいにするのではなく、
自分の心に目を向けて、できる行動に落とし込んでいく。
そのプロセスを、適切な距離感で、相手の心が折れないように支えていく。
その姿勢が「自律支援」なのだと思うのです。
ですから、上から指導するわけではない。
横に立って、伴走する支援が求められるのです。
そうやって言いながらも、私は短気なので、
利用者様が自分で答えを出そうとするのを、先回りしてしまったりするのですけどね。
本当に難しいです。
次回は、最近よく言われる「人の力を借りること」、
すなわち受援力について、考えてみたいと思います。
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